バドミントン部

(南高ブログ)バドミントン部

2022年8月8日 08時30分

2022四国インターハイ(徳島県吉野川市・鳴門市)の報告とご支援に対する御礼

1 出場までの経過
 現2年生は、入学当初より先輩学年のインターハイ団体出場を目標に掲げた姿を追いかけ、ひたむきに汗を流してきた生徒たちでした。その言葉通り5月末の県高校総体において、団体戦は準決勝までコマを進め奮闘してくれましたが惜しくも第3位でした。個人戦ダブルスでは、これまでなかなか越えられなかった壁を乗り越え油井颯飛・島貫壮陸(共に2年)組が優勝。同シングルスで油井颯飛(2年)が決勝でファイナルゲームまでもつれる熱戦でしたが惜敗し、県第2代表としてインターハイの切符を手にしました。6月の東北高校総体は、コロナ禍の影響の中2年ぶりの開催となりましたが、個人戦ダブルス、シングルス共に2回戦で敗れました。

2 大会報告
 7月24日から開催されたインターハイは、前年度までコロナ禍の影響で無観客となっていましたが、その対策が厳重に施され保護者等の入場も認められた中で開催されました。しかし昨年同様出場する種目開催日以外は、試合会場にも入れないという状況でしたので、24日に出発し、26日の試合に向けて練習会場と宿を高速で片道1時間かけて往復するという時間を過ごしました。
 ダブルスの試合当日、会場入りし、地元との初戦(徳島科学技術・徳島県)に臨みました。1コート(角コート)で、壁寄りのエンドでは冷房の風が巻く影響をまともに受ける状況でした。相手は地元開催のために強化され風の強い会場で練習してきたことがうかがえる試合運びで、結果としてファイナルゲームまでもつれ1-2で敗れました。
翌27日、シングルスの初戦(勝山・福井県)は伝統校であり「相手がどうだろうと最後まで自分がやってきたことを貫こう」とだけ伝えていたとおり、最後まで油井らしいバドミントンで戦ってくれました。結果0-2で勝利。2回戦は、近年強さを見せる(名経大市邨・愛知県)。高校生離れした、落ち着きのある力強いプレーに、善戦するも0-2で敗れました。
 全国でバドミントンをしている高校生数万人の中から、たったD98ペア・S98人だけが上がれるこの夢舞台は、やはりひと回りも、ふた回りも生徒を成長させてくれる、と試合後の生徒の顔を見て、改めて感慨深く思いました。

3 応援して下さった、すべての皆様へ
 昨年2014年以来7年ぶりのインターハイ出場から2年連続の出場となりましたが、本校バドミントン部のために、実に多くの方々より物心両面にわたり多大なるご支援を賜りました。
 一昨年までなかなか結果を出せなかった中にあっても、毎年のように会長自ら学校に足を運んでお声がけくださった南高バドミントン部OB会様をはじめ、山形地区バドミントン協会様、ラケットショップ様に、保護者会ともども心より厚く御礼申し上げます。
 また、本校バドミントン部OBでもある藤井・遠藤両コーチをはじめ、他校出身でありながら練習相手をしながらアドバイスをいただいた大学生や「でん六」バドミントンチームなど社会人の方々は、プライベートな時間を削り、「雀の涙」程度の謝礼しかない中でお手伝いいただきました。本当にありがとうございました。
 最後になりますが、南高教職員の皆様と、この困難な状況の中、日頃より活動にご理解とご協力をいただいている保護者会の皆様方、勝敗や経験の有無に関わらない一丸となった応援体制は、本当に嬉しく、そして心強く感謝しております。誠に有難うございました。今後も顧問・部員一同、バドミントンをとおして人として成長できるよう精進してまいりますので、何卒変わらぬご支援とご協力をお願いいたします。

2022年8月吉日 山形南高等学校バドミントン部監督 鍋島 亨